今回は、クライアントとの信頼を築くというのがテーマです。
信頼を築くことが何故必要なのでしょうか?
信頼関係をより早く構築するには?
ここでは4つの方法をご紹介します。
(1)双方向の会話をしっかり成立させる
(2)個々に合わせた会話をする
(3)相手を承認する
(4)関与する頻度を高める
1つずつ解説します。
(1)双方向の会話をしっかり成立させる
信頼関係はしっかりとした安心感のある会話を通じて構築されます。その為には、しっかりとしたキャッチボールを心掛けた会話が必要です。しっかり向かい合い、相手の受け取りやすい球を投げる。返されたボールをしっかり受け止めて適度な間隔で投げ返すのです。詳しくは、キャッチボールで信頼を築くにて解説しています。
(2)相手を知る為の会話をする
人は自分に興味・関心を持ってくれる人に安心感や信頼感を覚え、話をしてくれます。そして自分のことを知ってくれればもっと信頼を寄せてもっと話をしてくれます。
興味・関心を寄せる⇒安心感・信頼感を覚え話す⇒その人を知る⇒もっと信頼を寄せて話をする⇒その人をもっと知る⇒もっと信頼をよせて・・・
という正のスパイラルに入ることが出来るのです。まずは、興味・関心を寄せて相手を知っていくこと、これにより信頼関係を築くことができます。詳しくは、興味・関心で信頼を築くで解説しています。
(3)相手を承認する
人は自分を承認してくれる人を信頼しがちです。承認欲求という元来人が持つ欲求の1つを満たすことになるからです。
具体的には、クライアントの存在や行動を承認する。「良く頑張っていますね」「張り切っているように見えます」
あるいは、成果や成長を承認する。「先月より伸びましたね」「ここまで達成できましたね」
詳しくは、相手を承認するで解説をしています。
(4)関与する頻度を高める
ひとは会う頻度や関わる頻度が高まると信頼感が高まるという習性があります。心理学用語で単純接触効果と言ったりします。
特に何がある訳でもなく毎日顔を合わせているだけで親近感が沸くと言ったことです。コミュニケーションも時間をかけるよりも頻度を上げる方が伝わりやすいと言われるのは、この信頼感が高まるからです。詳しくは、関与する頻度で信頼を築くで解説しています。
(1)双方向の会話をしっかり成立させる、(2)個々に合わせた会話をする、(3)相手を承認する、(4)関与する頻度を高める、の4つについてお話をしました。このような工夫によりクライアントとの信頼関係を構築していくことで、効果的なコーチングが実現できます。
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