今回は、相手の話をうまく聴く方法についてお話しします。
うまく聴く方法
以前、聴く(聞く)・傾聴するでは、聴く(傾聴する)ことは、クライアントを理解するのみならず、クライアントの自己効力感を高めるのに重要とお話ししました。
では、どうすれば人の話をしっかり聴くことが出来るでしょうか?
それには、以下の2つが重要です。
(1)聴くことを妨げるものを取り除く
(2)相手に興味を持つ
(1)聴くことを妨げるものを取り除く
聴くことを妨げるものには、次のようなものがあります。話題やテーマに対する先入観、レッテル、物理的な騒音、相手の声が小さい、話が早すぎる、活舌が悪い、知らないあるいは良く知らない単語や話題が多い等です。
これらをまず取り除くことを行いましょう。
先入観やレッテルを取り除くことは簡単ではありませんが、意思により変わってきます。
騒音があれば、騒音の無い場所に移動する。相手の話し方に問題がある場合は、お願いして変えてもらう。良く知らない話題については、そのことを相手に伝えることで話し手の話し方が変わります。
(2)相手に興味を持つ
人は機械と異なり、耳に入った情報をそのまま正しくインプットできるとは限りません。極端な言い方をすると、聴きたいものだけを聴いているのです。
相手の話を聴きたいものにする為には、相手に興味を持つことが重要です。逆に興味が薄いと入る情報も希薄になります。
まずは聴くことを妨害しているものを取り除き、そして、「何故この人はこの話をしているのだろう?」「実際この人はどんな人なんだろう?」「どのような経緯・経験があってこの話をしているのだろう?」と相手に対するクエスチョンを持って話を聴いてみてください。相手が同じ話をしていてもぐっと理解が深まるはずです。
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