関与する頻度で信頼を築く

今回は、関与する頻度を高めることで信頼を築くということについてお話しします。

 

関与する頻度で信頼を築く

人は会う頻度や関わる頻度が高まると信頼感が高まるという習性があります。特に何がある訳でもなく毎日顔を合わせているだけで親近感が沸くといったことです。心理学用語で単純接触効果と言ったりします。コミュニケーションも時間をかけるよりも頻度を上げる方が伝わりやすいと言われるのは、この信頼感が高まるというのが1つの理由です。

 

どうすれば、関わる頻度を増やすことが出来るでしょうか?

それには(1)こちらから関わる方法と(2)相手が関わりやすい状況を作る方法、の2つが考えられます。

 

(1)こちらから関わる方法

社外でのコーチングの場合は、コーチング・セッションの直後にメールなどでセッションのおさらいをする。実施した行動について進捗を確認するといったものがあります。進捗確認についてはあまりやりすぎると逆に相手にプレッシャーを掛けることになりますので、相手に応じた慎重な対応が大切です。

社内であれば意識的に声をかけて、承認で信頼を築くでお話しした存在承認や行動承認をどんどん実施することが出来ます。

 

(2)相手が関わりやすい状況を作る方法

定期的なコーチング・セッションをセットする以外に、関与が望ましい状況とその時の対応を決めておくというものです。具体的であるほど効果的です。

「〇〇について、分からないところがあったらメールをください」「〇〇を実践した感想をすぐに電話で教えてください」

状況と手段を具体的に伝えることでイメージ化されて、実行に移す障壁が下がり実行し易くなります。

社内であれば、コーチング・セッションの間隔を短くすることも有効です。最初のうちは毎週3分~10分というように短めのセッションを頻度高めで行い、慣れてきたら2週間に1度30分のセッションを行うというような具合です。

 

このように(1)こちらから関わる方法と(2)相手が関わりやすい状況を作る方法を組み合わせることで、相手との心の距離を縮め信頼関係を築いていくことが出来ます。

 

 

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